生理の基礎知識

生理の基礎知識② 生理周期を理解しよう

生理周期を理解しよう


explaining a woman's mental and physical condition due to her menstrual cycle

生理のある女性なら毎月やってくる「月経」。
単に生理とも呼ばれますが正しくは月経です。
(経血)も流れるのでナプキンなどの生理用品も手放せません。
さらに体温の変化や体調・メンタルにも影響するのでやっかいな現象ですよね。
この記事ではそんな面倒な月経がどのように行われているのかを解説していきます。

 

 

そもそも月経ってなんのためにある?

 

一言でいうと「月経」(生理)とは

 

「妊娠するための準備」

です。

 

カラダが妊娠・出産できるようになるまで成長すると、女性器もそれにあわせて活動を始めます。

実際に妊娠するには男性から提供される精子が必要になりますが、その精子を受け入れ妊娠するための様々な準備がカラダのなかで起きているのです。

これが初潮(初経)をはじめとする毎月の「月経サイクル」(性周期)です。

 

それではこれから月経を始まりとした女性の月経サイクルで何が行われているのか見ていきましょう。


1週目「月経期」

The first week of the menstrual cycle

 

月経期は生理でお腹が痛い時期

注意ポイント

脳・・・ホルモン指令部はお休み。

卵巣・・・お休み。

子宮・・・子宮内膜の2層のうち、機能層が寿命を迎え排血(月経)。子宮が収縮して排血を促す。

体・・・子宮が収縮するので生理痛(月経痛)が起こる。貧血、めまい、吐き気など

体温・・・平熱

精神・・・月経前の諸症状は落ち着く傾向

*正常な月経は1回の月経期間で20~140mL、排血持続日数は3~7日

 

生理1周目は女性器のお掃除タイムと言えます。

この時期は新しい受精卵を迎え入れるために古くなった子宮内膜を処分しています。

 

ポイント

子宮内膜とは、子宮の内側を覆っている薄い膜で「受精卵のためのベット」です。妊娠時は卵管からやってきた受精卵が子宮内膜に埋もれていきます。(着床)

 

酵素によって子宮内膜(の機能層)は溶かされながら子宮から剥がれ落ち、さらに収縮する子宮により押し出され経血として排出されます。

 

この子宮の収縮はプロスタグランジンという分泌物により促されますが、

その分泌が多いと子宮の収縮が強く起こり痛みを感じることになります。(月経痛)

 

そのため、この時期は痛みがあり血(経血)も出ているためナプキンやタンポンなどの生理用品が必要な時期となります。

あまり活動的にはなれません。

 

2週目「卵胞期」

The second week of the menstrual cycle

 

卵胞期は体調が良く活動的になる時期

注意ポイント

脳・・・脳のホルモン指令部は卵巣へ新しい卵胞を育てる指令を出す。

卵巣・・・脳からの指令で、卵巣はエストロゲン(卵胞ホルモン)を分泌。卵胞を育て始める。

子宮・・・卵巣でのエストロゲンの上昇を感じ取った子宮は新たな子宮内膜を作り始める。

体・・・良好

体温・・・平熱

精神・・・良好。社交的・友好的になれる。

 

子宮のお掃除が終わり、2週目に入ると今度は卵子の準備や新しい子宮内膜の準備が始まります。

この時期は痛みもなく出血も無いので気分も良いでしょう。

お肌の状態も良く明るく積極的になれる時期となります。

 

 

3週目「排卵・黄体期前期」

The third week of the menstrual cycle

 

排卵・黄体期前期は神経質になる時期

 

注意ポイント

脳・・・脳のホルモン司令部より「排卵」の指令を出す。

卵巣・・・脳からの指令を受け、月経サイクル14日~16日あたりで卵巣から主席卵胞が排卵する。その後卵巣はプロゲステロンを分泌。

子宮・・・プロゲステロン分泌が上昇すると子宮内膜の厚みを維持し成熟化を始める。

体・・・排卵日当日はおりものが水っぽく糸をひく。むくみや疲れ、眠気を感じる日が増える。

体温・・・排卵日当日に熱が下がる現象がある。その後は少し高温。

精神・・・疲れや眠気が出るので、活き活きする気分の日は少なくなる。

*卵子の命は24時間ほど。その間に精子を待ち、受精をします。

プロゲステロンは別名を「黄体ホルモン」とも呼ばれます。

 

 

この時期は妊娠の為の準備が始まり、子宮内膜が完成。同時に排卵が行われ受精を待つ期間です。

カラダは疲れを感じやすく無性に甘いものが食べたくなったりします。

 

4週目「排卵・黄体期後期」

The fourth week of my menstrual cycle.

 

黄体期後期はココロもカラダも絶不調

 

注意ポイント

脳・・・脳のホルモン指令部は卵巣へ「妊娠しなかったので、お片づけして」と指令を出す。

卵巣・・・脳からの指令を受け、卵巣はプロゲステロンとエストロゲンの分泌を減らす。

子宮・・・プロゲステロン、エストロゲンの分泌量が下がってゆくので子宮内膜も寿命を向かえる。酵素によって子宮内膜は溶かされる。

体・・・おりものが薄い黄色で粘り気のあるものになる。乳房の痛みや張り、むくみや疲れ、眠気が更に増す。関節痛や頭痛など様々な症状が出る。

体温・・・平均37度と高温状態

精神・・イライラや憂鬱、無気力、拒食、過食などが酷く現れる。

プロゲステロンは「黄体ホルモン」、エストロゲンを「卵胞ホルモン」とも呼ばれます

 

生理の黄体機後期は前期よりもさらに気分が落ち込む傾向にあります。

 

 

まとめ

 

以下の図ではそれぞれの期間におけるホルモン分泌をグラフにしています。

どの時期にどのホルモンが分泌されているか理解することでカラダに何が起こっているか理解できるでしょう。

 

あなたの今の状態を確認してみましょう!

生理周期のホルモンバランスの変化と体温の変化


いかがでしたか?

ここまで生理周期の各週ごとにカラダのなかで何が行われているか解説しました。

特に月経前のイライラや無気力、お菓子を沢山食べてしまうのは

 

あなたのせいではないんです!!!

 

あなたが「負けないぞ~、頑張るぞ~!」と抵抗しても、

この現象は女性ホルモンが正常に働いている証拠だったりします。

 

KEN
「え、じゃあどうにもならないの?」

 

そんなことはありません。症状を軽くする事は出来ます!

ご安心ください!

改善方法はこの後の記事をご覧くださいね^^

 

いかがでしたか?

「生理の基礎知識② 生理周期を理解しよう」でした。

次回、「生理の基礎知識」第3回は、

女性のほとんどが経験する月経前の体調不良「PMS(月経前症候群)」を解説します。

 

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  • この記事を書いた人

Sally

Sally 女性ホルモンケア アドバイザー ベーシックコース修了。 ヨガ空間Avyakt主催者。 丸の内ヘルスケアラウンジのコンシェルジュ経験を経て「20歳前後の女子に15年前の自分と同じ思いをして欲しく無い」とこのサイトを執筆中。 20歳~25歳頃までPMDD症状で苦しみ、様々な解決策を模索。 現在PMDDの症状はほぼ解消。 胃アトニー・砂糖依存症・皮膚疾患もち

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