生理の基礎知識

生理の基礎知識⑤  女性疾患

女性特有の疾患「女性疾患」

女性には女性器にまつわる独特な疾患「女性疾患」が存在します。
ここでは代表的な女性疾患を簡単にご紹介します。
酷い痛みや不正出血などがあれば無理をせず婦人科を受診しましょう。

 

①月経困難症

 

月経困難症とは月経の開始頃に症状が現れ、月経終了と共に症状が消失する症候群。

PMSとの違いは症状の程度が重いかどうかで判断されます。

 

まずは月経困難症の主な症状を確認しましょう。

月経困難症の主な症状

  • 激しい腹痛
  • 激しい下腹痛
  • 悪心
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 頭痛

 

このような症状があり月経困難症と診断されると

一般的には以下のような治療が行われています。

 

月経困難症の主な治療方法

  • 痛みのサイレンを出すプロスタグランジンを抑制する薬の処方
  • 非ステロイドの鎮痛剤の使用
  • 排卵抑制の低容量ピルの服用など

 

注意ポイント

婦人科で検査をして他の女性疾患による月経困難症でないかを調べます。

 

②子宮内膜症

 

月経のある女性の10~15%が経験しています。

子宮内膜によく似た組織が子宮以外の部位に発生し、エストロゲンの刺激を受けて周期的に増殖する疾患で、毎月月経ごとに悪化してしまいます。

子宮外に発生した子宮内膜の一部であり、病変部は月経時に子宮内膜と同じ様に剥がれますが、

出口がないので周辺の組織や臓器へ癒着したり炎症を悪化させたりしてしまいます。

 

そのため、月経時以外でも腹痛・下腹部通を起こす場合があります。

子宮内膜症の主な症状

  • 重度の月経痛
  • 月経ごとに重症化
  • 月経時以外の腰痛
  • 下腹部の痛み
  • 俳便通
  • 性交時の痛み

 

次に子宮内膜症の一般的な治療方法を見ていきましょう。

 

子宮内膜症の主な治療方法

  • 低容量ピルによるエストロゲン抑制
  • 漢方薬
  • 鎮痛剤

ポイント

妊娠をすると月経が来ないため症状が落ち付くそうです。

 

③子宮筋腫

 

子宮筋腫とは子宮の筋肉に出来る良性の腫瘍で、成人女性の4~5人に1人と推測されます。

子宮筋腫の主な症状

  • 月経量が多い
  • 月経期間が長い
  • 重度の月経痛
  • 貧血
  • 腰痛
  • 頻尿
  • 排便障害
  • 不正出血

 

子宮筋腫の主な治療は以下の通りです。

子宮筋腫の主な治療方法

  • 低容量ピルによるエストロゲン抑制
  • 鎮痛剤

 

 

④卵巣のう腫

 

卵巣内にのう腫が出来てしまう病気です。

卵巣内ののう腫が液状のものは90%が良性で、コブ状のものは70~80%が悪性である場合が多いです。

 

卵巣のう腫の主な症状

  • 下腹部が出てくる
  • 頻尿
  • おなかを触るとしこりがある

 

卵巣のう腫の主な治療は以下の通りです。

卵巣のう腫の主な治療方法

  • のう腫の大きさが6cm以上の場合は切除対象

 

ポイント

血液検査で腫瘍マーカー(CA125)検査すると発見がしやすく、

さらに子宮内膜症や子宮筋腫、良性腫瘍も発見できます。

 

 

⑤子宮頸がん

性交渉によるHPV感染が原因とされ、子宮頸部が10年以上に渡ってゆっくりと癌化する病気です。(HPVは男性器に存在しています。

初性交渉の低年齢化により、子宮頸癌が発見されるのも低年齢化しており、現在は20代から30代に多い病気です。

 

ポイント

90%は予防注射で免疫をつける事により排除出来るとされています。(予防注射による副反応については少し前に問題になりましたね。)

 

また市区町村の定期検査で子宮頸癌検査が無料・もしくは低価格で受けられます。

以下が子宮頸がんの主な症状です。

子宮頸がんの主な症状

  • 性行為後の出血
  • おりものに血が混ざる
  • 不正出血
  • 下腹部の痛み

 

次に子宮頸がんの一般的な治療方法です。

子宮頸がんの主な症状

  • 外科手術
  • 放射線治療
  • 化学療法

 

 

⑥子宮体がん

子宮癌と一般的に呼ばれている病気です。

子宮内膜から発生し癌化してしまい、更年期を迎えた50代に多い病気です。

 

子宮頸がんの主な症状

  • 不正出血
  • においの強いおりもの

 

以下が一般的な治療法です。

子宮頸がんの主な症状

  • 外科手術
  • 放射線治療
  • 化学療法
  • ホルモン療法

ポイント

検査は月経があるうちは定期的に検査はしなくても良いとされています。

 

 

まとめ

 

以上、代表的な女性疾患をご紹介しました。

これらの病気の原因は未だ分かっていないものが多いです。

痛みや不正出血などがある場合はもちろんのこと、自覚症状が無いまま進行してしまう疾患もあります。

新婚や妊活・不妊治療中は自分の身体に気を配れるのですが、出産した後は子ども中心になり、自分のケアにお金も時間もかけられない30代〜40代。

 

Sally
節目の歳などに婦人科で血液検査などをしていこうとSallyは思いました。

 

  • この記事を書いた人

Sally

Sally 女性ホルモンケア アドバイザー ベーシックコース修了。 ヨガ空間Avyakt主催者。 丸の内ヘルスケアラウンジのコンシェルジュ経験を経て「20歳前後の女子に15年前の自分と同じ思いをして欲しく無い」とこのサイトを執筆中。 20歳~25歳頃までPMDD症状で苦しみ、様々な解決策を模索。 現在PMDDの症状はほぼ解消。 胃アトニー・砂糖依存症・皮膚疾患もち

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