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2型糖尿病と診断されたら知っておくべきこと

diabetes mellitus

こんにちは。チョコとは離婚しました(2号)のKENです。

突然ですが僕は「2型糖尿病」です。

5年ほど前に診断されて以降、
いろいろな試行錯誤を繰り返しています。

 

この記事では僕と同じように最近「2型糖尿病と診断された」方向けに書いています。

 

糖尿病の告知を受けた方、ヘコんでませんか?

僕もそうでした。盛大に落ち込みました。

けれど大丈夫です。

考えようによってはむしろ今までより健康的な生活が送れるようになれます。

 

ただし、結論として僕の糖尿病自体は治っていません。
そもそも完治する病気というわけでもないので。

ただ、数値の上下を繰り返しながらも現在は比較的普通の生活を送れているということだけは言えます。

 

なお、僕はお医者様ではないので具体的な治療やお薬の事はきちんとお医者さんに相談しましょう。

 

この記事で前向きに糖尿病と付き合える人が増えることを祈っています。

 

 

とりあえず知るべき用語

記事を読んでいただく前に糖尿病の最低限知っておくべき用語をいくつか書いておきます。

 

インスリン

膵臓(すいぞう)にあるベータ細胞で作られるホルモンで、血液中の糖分を調整します。
糖尿病とはこの働きが弱くなり余分な糖分が血液に残り血管に異常をきたす病気です。
血管に異常を起こすことで様々な合併症を引き起こします。

 

血糖値

血糖値は血液中の糖分量です。
これを測ることによってインスリンが働いているか確認します。
血糖値の測り方は3つあります。

  1. 空腹時血糖
      読んで字の如く空腹の時に血糖値で、その日の最初の食事の前に測定します。
  2. 随時血糖値
      食事に関係なく計測した血糖値で、食事からどのくらいの時間が経っているかによってインスリンの働きを測定します。
  3. 75gOGTT(ブドウ糖負荷)による血糖値
      空腹時に75gのブドウ糖水を飲み、それから30分・1時間・2時間のそれぞれの血糖値を測定し、インスリンの働きを測定します。

普段の診察では空腹時血糖を測ることが多いと思います。

その場合、採血する日は12時間くらい絶食した状態で受けるようにしましょう。

 

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

赤血球の成分、ヘモグロビンと糖分が結合している状態を測定することで1~2ヶ月の血糖値変動を測定します。

血糖値は空腹時や体調、食事内容によって毎日変動するので、1〜2ヶ月の血糖値の状態がわかるHbA1cは非常に重要な数値になります。

 

糖質

食事での血糖値コントロールは主に糖質に注目します。

「糖質」といっても甘いものとは限りません。

白米や小麦などいわゆる「炭水化物」も糖質だと思ってください。

 

実際、甘いものをあまり食べない僕も、ご飯大盛り・日本酒・ビール大好きが問題となりました。

 

低血糖

血糖値を下げる薬や過度な食事制限によって、逆に糖質が足りていない状態です。
低血糖になると、強烈な空腹感や冷や汗、めまいや手足の震えがおこり、

重度の場合は意識を失います。

薬や食事、運動で過度な血糖値の下がり方を抑える必要があるため、

糖尿病の治療では常に気をつけなければならない症状です。

 


KEN

このうち、特に重要なのは「HbA1c」です。
クリニックでは血液検査でこの数値を治療の判断材料にすることが多いです。

 

糖尿病と診断されたら糖尿病専門クリニックへ

健康診断などで糖尿病と診断されたら、糖尿病専門のクリニックを紹介されると思います。
紹介されない場合は自分で糖尿病外来を受け付けているクリニックを探すことになります。

 

クリニックでは単に血圧や血液検査でお薬を処方されるだけではなく、
生活習慣や食生活、場合によっては治療によるストレスの相談にも乗ってもらえる先生が良いでしょう。

 

糖尿病の治療は月に一回、場合によっては2~3ヶ月に一回は診察することになるので
可能であれば近所のクリニックを選ぶと良いでしょう。
当然ですが、単なる内科ではなく「糖尿病」を専門にされているクリニックがベターです。

 

その理由は

付き合いが長くなるから

です。

 

糖尿病は完治する病気ではなく、一生付き合う病気だと認識しましょう

 

眼科の検診を受ける

お世話になるクリニックが決まったら眼科の検査をします。
最初の健康診断で眼科検診を紹介されることもあるはずです。

 

なぜ眼科?と思われるかもしれませんが、
糖尿病は視力に影響を与え最悪失明のリスクもあるために最初に検査が必要になります。

眼科の検査は糖尿病が失明の原因になっていないか確認します。

 

参考

糖尿病網膜症
糖尿病による血管の異常で網膜に白斑というシミができ、視力を低下させる

糖尿病黄斑症
網膜中心にある黄斑の血管に瘤や出血が起こり急激な視力低下を起こす

 

僕の場合は問題なかったのですが、
眼科医の方に

「老眼ですね」

と言われてしまいました。
当時まだ40歳にもなってなかったのに・・・

 

眼科の検診は大体年に一度ぐらいやると良いそうです。

 

専門クリニックでの診察で糖尿病の説明を受ける

いよいよ糖尿病クリニックで診察と治療が始まります。
まずはお医者さんから糖尿病の概要を説明してもらえると思います。

 

僕の場合、

  • 血糖値が上がることで血管にダメージを与えてしまう
  • 結果として複合的に症状が出る(合併症)
  • 足が壊死したり失明の恐れもある
  • 腎臓病の原因となって人工透析を必要とする場合も
  • 元どおりに回復する方法はない

などの説明がありました。

なにそれめっちゃ怖い!

(うろおぼえです)

 

糖尿病はガンなどのようにすぐに死ぬような病気ではないんですが、
これまで何不自由なく風邪もほとんどひかないカラダだったのに
唐突に「病人」認定されてしまったことにとてもショックを受けました。

そして今後の治療方針として、定期的な検査をしながら

  • 薬の服用
  • 食事療法
  • 運動療法
    を行うことに。

 

先生からは

「いっしょに頑張りましょう」

とも言われました。

ずらっと並べられた糖尿病の薬一覧を眺めながらぼんやりとうなずくことしかできませんでした。
たぶん、同じように糖尿病認定された方はとても落ち込むかもしれません。

でも大丈夫です。繰り返しになりますが、考えようによっては今よりも健康になれます。

 

食事指導を受ける

クリニックで糖尿病に対応するお薬が処方されると思いますが、
もう一つやることが「食事指導」です。
主治医の先生が行うこともあるかもしれませんが、僕の場合は管理栄養士の先生に指導していただきました。

食事指導ではお酒の量や食べて良いご飯の量だとか、正直言って制限ばかりで悲しくなります。
特にご飯大盛り・日本酒大好きな僕にとっては病人認定と同じくらいヘコみました。

ところが、ここで非常に重要なヒントを得られます。

それがこちら

 

「朝は王様の食事・昼は労働者の食事・夜は貧者の食事」

 

これはどういうことかというと、
糖質の制限をするにしても糖質は人間の活動には必ず必要なもので、

それを朝食で十分に補給
昼は比較的軽めに
夜は質素に少なく

こうすることで摂取した糖質を効率よく日中の活動で消費できるのです。

また、血圧などに問題がなければ肉も食べて良いし
場合によってはお酒も飲めます。

要するに、

糖尿病患者が食べてはいけないものは基本的に無い

のです。
ただただバランスの取れた食事が必要なだけなのです。

食事については色々と試行錯誤中なので機会があれば書くことにします。

 

運動療法は継続すること。しかし・・・

クリニックでお薬を処方してもらい、食事指導も受けたら、残るは運動療法です。
運動については主治医の先生からもアドバイスはもらえるでしょうが、
簡単に言うと

・15分以上の有酸素運動
・筋トレ

です。

糖尿病は食事によって血液中の血糖値が余分に多いことで色々な症状を引き起こします。
ならば、その血糖値を下げるには運動によって余分な糖質を残さないようにするのです。

継続的な運動で血糖値を下げることで血管のダメージを抑え、健康を維持できます。
有酸素運動と筋トレが必要なのですが、運動が嫌いなら簡単なウォーキングから始めましょう。

15分以上の有酸素運動をしていると、

筋肉に対して血流が増え、血液のもつブドウ糖が細胞に取り込まれることにより血糖値を下げることができます。
同時にインスリンの効果をフル活用できるようになります。

運動は僕も苦手で好きでもないので苦労している点です。
最近また運動をするようになったのですが、これもまた別の機会に。

 

できることは正常な血糖値を維持すること

以上のように糖尿病の治療は

1 薬物療法
2 食事療法
3 運動療法

の3つです。

繰り返しになりますが、糖尿病は自然に治る病気でありません。
また、薬を飲んで治る病気でもありません。

薬はあくまでも血糖値の急激な上昇を抑えるだけで膵臓を元どおりにすることはできません。
しかし健康的な生活を送ることで害のない状態にすることは可能です。
そのための食事療法や運動療法なのです。

しかし注意しなければならない問題もあります。
それは「低血糖」です。

 

低血糖に注意

クリニックでは血糖値の上昇を穏やかにするお薬が処方されると思います。
しかし、逆に注意しなければならない点もあります。

 

食事をシビアに制限し、薬を飲み、さらに過剰な運動までしていると低血糖を起こすことがあります。
低血糖は、本来必要な血糖が異常に下がりカラダの活動エネルギーが切れている状態です。

クルマでいうとガス欠のような状態でしょう。

クルマと違い人間はなにもしなくても生命維持の活動をしているので、強烈な空腹、発汗、ふるえ、疲労、脱力感、思考力の低下といった症状を起こします。
さらに重度の低血糖では、錯乱、けいれん発作、昏睡などの症状まで起こしてしまいます。

 

もしも低血糖を起こしてしまったら早急に糖質を補給しましょう。
コーラのような炭酸飲料でOKです。

 

意外にも歯周病に注意

最近わかってきたことですが、糖尿病患者は歯周病にも注意すべきです。

歯茎の炎症である歯周病を起こしていると、そこからインスリンの活動を抑えてしまう物質が体内に入り込んでしまいます。
歯石の除去や歯周病の治療で血糖値コントロールが改善したという報告もあるので、
糖尿病の診断が出たら歯医者さんでメンテナンスと相談をした方が良いでしょう。

 

ストレスに感じないように新しい生活に慣れる

お薬・食事・運動・歯磨きなどと色々やるべきことを書きましたが、うんざりしました?
僕ももちろんうんざりしました

 

焦って急激な食事制限や運動を始めてしまうと、どうしてもストレスが溜まってしまいます。

 

僕はこのストレスが生活の質を低下させると思っています。
僕自身も焦りに焦って運動してみたり食事も低糖質麺などの食品に手を出したりしました。

 

とは言っても普段運動しない僕が急に運動するとカラダのあちこちが筋肉痛やダルさに襲われてしまうし、
低糖質食品の味気ない食事は本当にゲンナリしてしまい、毎日が苦痛でした。

 

でも、糖尿病はよほどの重症でない限り焦る必要はありません。
(重症だとインスリン注射などをします)
ほぼ一生付き合う病気なのでどっしりゆったり構えていきましょう。

食事や運動も大切ですが、くれぐれもストレスがたまらないように

少しずつ改善

していきましょう。

大丈夫です。

何度も書きますが考えようによっては今よりも健康的な生活を送ることができます。

 

今よりも健康的な生活が送れるきっかけにしよう

ここまでで糖尿病になってしまった人が知るべきことを書いてきました。
まとめると

  1. 糖尿病の診断が出たら眼科も受ける
  2. 糖尿病の治療は「薬物」「食事」「運動」
  3. 低血糖に注意
  4. 歯周病にならないようにしっかり歯のケアをする
  5. ストレスには要注意

どれも大切なことですが、糖尿病はほぼ一生付き合う長期戦になるので
ゆっくりと、焦らず、新しい生活を楽しむことが肝心です。

 

で、何度か「今よりも健康的な生活を送れる」と書いてますよね。

 

それはなぜか?

 

もちろん、糖尿病の状態を放置するのは危険です。様々な合併症の恐れもあります。

しかしながら、今ここで生活習慣を見直すことで今後の健康的な生活の基盤を作れるとも言えるのです。

僕の場合、40歳手前で糖尿病と診断されたのですが

もしこれを放置していたら糖尿病どころか

動脈硬化

高血圧

脂質異常症

などを発症し最悪の場合、がん・脳血管疾患・心疾患や脳血管疾患などの原因となっていたかもしれません。

もちろん今後これらの病気にならない、という保証はありませんが。

 

年齢を重ねると当然免疫力や自然治癒力も落ちてきますので

僕にとっては自分のカラダとストレス、そしてこれからの健康について考える良いきっかけとなりました。

 

このように、糖尿病と診断されてしまうのはショックでしょうが、考えようによっては

今よりも健康的な生活を送れるきっかけを得たと言えるのです。

 

健康を楽しむ方法はいっぱいあります。

僕自身もあれこれと楽しみながら試行錯誤を繰り返しています。

 

このブログではこれからも

どんな工夫をして健康的で楽しい生活を送れるか、僕の試行錯誤を公開していきます。

 

いっしょに頑張りましょう。

 

追記

 

これまで寛解はあっても完治はないとされていた糖尿病ですが、

一部の研究では糖尿病の薬を必要としない「ほぼ完治」状態の成果が出ているようです。

以下は糖尿病ネットワークさんからの記事の引用です。

英国の国民保健サービス(NHS)が実施し、英国糖尿病学会(Diabetes UK)が支援した大規模な研究「DiRECT」では、体重コントロールに着目した新しいアプローチにより、2型糖尿病をどれだけ改善できるかが検討された。

〜中略〜

その結果、介入群では46%(68人)が血糖コントロールが改善し、12ヵ月でHbA1cの値が6.5%未満に下がり、糖尿病から離脱できたことが明らかになった。多くは薬を飲む必要もなくなったという。

2型糖尿病から離脱できた人と、そうでない人を比較したところ、離脱できた人は体重10kg以上減らしており、36人(24%)は体重を15kg以上減らした。

 2つの群の最大の違いはインスリンを産生するβ細胞だと考えられている。減量により血糖コントロールが安定した群では、β細胞は再び正常に機能しはじめ、体が必要とする適切な量のインスリンを分泌するようになった。

 

集中的な運動と体重のコントロールにより疲弊して機能が低下した膵臓のベータ細胞を再び活性化させる、というお話のようです。

ただし、糖尿病の発症から10年以内の早期治療での効果のようです。

どのみちしっかりと管理された運動をする必要がありますが、寛解以上の効果が見込めるのであれば希望がもてますね。

  • この記事を書いた人

KEN

映像の編集者。 2000年からポスプロ勤務→2007年からフリーランス→現在リモートワークを実践中。 PMDDやPMSと闘うSallyのパートナー Sallyと出会って初めて月経前症状を知る。 ちなみに2型糖尿病患者

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